循環小数の出題頻度は低い傾向にありますが、定義と最低限の解法テクニックは覚えておきましょう。
循環小数とは
- 有限小数:小数第何位かで終わる小数
例 $\Large{\frac{1}{8}}$$=0.125$
- 無限小数:小数点以下の数字が無限に続く小数(終わりが無い)
例 $\Large{\frac{1}{3}}$$=0.333…$
例 $\Large{\frac{5}{11}}$$=0.4545…$
- 循環小数:無限小数のうち、ある位以下で同じ数字の並びが繰り返される小数
循環する同じ数字の並びを循環節と呼ぶ。
循環小数の表し方は、循環節の始まりと終わりの数字上部に「記号の点(・)」を打つ。循環する数字が1つなら、その数字のみ上部に「記号の点(・)」を打つ。
例 $0.333…=0.\dot{3}$
例 $0.4545…=0.\dot{4}\dot{5}$
記号の意味が分からなければ問題を解くのは不可能ですので、ササッと確認してください。
分数への戻し方
循環小数を分数に戻す方法(分数に戻す計算の仕方)について解説します。
- 戻したい循環小数 $=x$ とし、循環節が整数部分に来るよう、$10n$ 倍する
- 「$10nx-x=$ 循環節」の形から $x$ を計算する
例 $0.\dot{4}5\dot{6}$ $=0.456456…$ を分数へ戻すには…
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