整式の割り算は正直、そこまで出題頻度は高くないです。
が、コツさえ分かればそこまで時間もかからないでしょうから、要点を抑えておきましょう。
(もちろん難関大学は別です。)
※整式の割り算は、数学Ⅱの分野です。(2022年現在)
割り算を一つの式で表す方法
整式 $A,B,C,D$ について、
$A$ を $B$ で割ると、商 $C$ で余り $D$ のとき
- $A=BC+D$
- 余り $D$ は $B$ より次数が小さい
例 次の整式 $f(x)$ を、整式 $A$ で割ったときの商と余りを求める。
$f(x)=x^3+4x^2-x+5$, $A=x^2+x+2$
$f(x)=A(x+3)-6x-1$
整式の割り算を筆算で行う方法
文字式が入ってこない、整数のみの筆算とやることは一緒です。
ただし整式には次数があるので、次数の位置を合わせてあげないと計算ミスしやすいです。
文字を書くのがめんどくさいので、係数部分のみを書いてもOKです。むしろその方が楽なので、係数部分のみを書く筆算を推奨します。
(画像準備中)
整式の割り算で余りを求める方法
整式の割り算で余りを求める公式は、”剰余の定理”を利用しています。
- 剰余の定理
整式 $f(x)$ を1次式 $(x-k)$ で割ったときの余りは、$f(k)$ に等しい。
( $k$ は定数)
余りを求めるには $f(x)=(x-k)A+D$ における整式 $D$ を求めればよい。
- 余りを求めるときは $B=0$ となるようにする
(実際は $B=0$ となる $x$ を代入することが多い)
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